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耳鳴りの鍼灸治療

耳鳴りでお悩みの方へ

名古屋のアイエイ鍼灸院院長の吉村栄三です。

・キーンとする音が気になって集中できない
・耳鳴りで会話が聞こえにくい
・夜中に耳鳴りで起きてしまう
・薬を飲んでも治らない
・耳鳴りだけでなく吐き気がする
そのようなお悩みはありませんか?

耳鳴りを東洋医学的な観点で説明します。
なぜ耳鳴りになったのか、なぜ今までの方法で治らなかったのか、どうしたら治るのか、予防法が分かります。
また、耳鳴り以外に症状がある場合もその症状の改善が見込める理由がわかります。

長く苦しんだ耳鳴りの症状から解放される方法がわかります。
是非、ご自身や家族、友人が耳鳴りで困っている方は最後までご覧ください。

耳鳴りとは/西洋医学的な説明

耳鳴りとは、外で音がしていないにもかかわらず、耳の中でピー、ジーン、ブーンなどの音が聞こえる状態のことを言います。
耳鳴りは、持続的に鳴る、間欠的に鳴る、ドクドクと心臓の鼓動にあわせて聞こえるなど様々な症状があります。
耳鳴りの原因は様々で、聴覚器官の障害、血管性の障害、神経性の障害、ストレスや薬物の副作用などがあります。
一般的な病院やクリニックでは耳鼻咽喉科で担当され西洋医学的な治療として主に薬物療法がとられていきます。

「耳鳴り」が東洋医学的な鍼灸治療で改善できるわけ

「耳鳴り」に対する東洋医学のアプローチ

耳鳴りに対して東洋医学では西洋医学とは違ったアプローチをとります。主な違いを以下に記します。
耳鳴りに対して、今までの西洋医学的なアプローチとは異なり、東洋医学の捉え方があり、東洋医学的な方法で改善することがご理解いただけると思います。
・耳鳴りだけを見ません。
・耳鳴りの方は他にも症状があります。
・他の症状が何があるかを把握します。
・身体の状態を見て、どの臓器が弱っているかを確認します。
・人それぞれの原因があるので、その原因に対して鍼灸治療をします。
・保存療法だけでなく治療法がある。
痛みの経絡の流れを良くする、根本を改善する方法があります。”

不調が出る原因を東洋医学的に解説

体には、ツボ(経穴)をつなぐ「経絡(けいらく)」という通路が流れています。
経絡は気血を全身へ運ぶ役割があり、経絡の流れが悪くなったときに「痛み」という形でからだが警告を出します。
経絡の流れが悪くなる原因は、不通則痛(ふつうそくつう)と不栄則痛(ふえいそくつう)の二つがあります。
不通則痛(ふつうそくつう):余分なものが経絡の流れをふさぐ
外からの邪気(風があたる、寒さ、湿気、暑さ、熱さ)、瘀血(ドロドロ血液)や痰湿(ドロドロ水分)、ストレス・過労、外傷などが経絡の流れを滞らせる。
こうした、流れが悪いことによって起こる痛みを不通則痛といいます。
不栄則痛(ふえいそくつう):からだに必要なものが不足する
飲食不足、老化、体力の衰え、慢性病などによって、本来からだに必要な気血が不足している。
こうした栄養不足による痛みを不栄則痛といいます。

病気になるメカニズムを東洋医学的に解説

東洋医学的な「病気のメカニズム」から考えてみましょう。
「病気のメカニズム」は以下の流れです。

❶病気の根本は「五臓の乱れ」
❷「病気の要因」が加わり
❸生理物質が不足して、寒熱が体内に伝搬し
❹病気・症状に現れる

「病気のメカニズム」の流れは共通ですが、内容は各個人によって異なります。
「どの五臓が乱れた」か「病気の要因は何か?」、「どの生理物質が不足したか?」、「どこに寒熱が伝播しているか?」、「どんな病気・症状になったか?」を追い込んだ上で、オーダーメイドの鍼灸治療をしていきます。

「耳鳴り」になるメカニズムの例

「耳鳴り」になるメカニズムはいろいろありますが、今回は腎が弱っている方の例をあげます。
❶病気の根本は「五臓の乱れ」
ー腎が弱っている状態。
加齢などで腎が弱りやすくなります。
❷「病気の要因」が加わり
ー腎の機能低下:加齢、寒さや疲労などで腎の機能が下がっていきます。
❸生理物質が不足して、寒熱が体内に伝搬し
ー腎は、精・津液(水)を内側に守る機能があります。
腎の機能が弱くなると水が不足・停滞して潤すことができず熱が出ます。
人体内の熱は地球上と同じく上昇する性質があります。
❹病気・症状に現れる
ー熱が体の上の方に伝搬していきます。その不調の一つが耳鳴りです。
また、耳は津液(水)が豊富にあると入ってきた音が津液(水)に響いて頭に伝わると考えます。腎が弱ると難聴・耳鳴りを引き起こしやすくなります。
さらに、体の上の方に熱が伝播してくるので他にも症状が出てきます。
例えば、頭痛・肩こり・突発性難聴・薄毛などです。

耳鳴りの鍼灸治療の例

「耳鳴り」の治し方の例

根本療法(本治法)

・腎を補う(腎の機能を高める)
腎の機能を高めることで津液(水)を豊富にしてめぐりをよくします。津液(水)のめぐりを良くすることで熱がこもることがなく、体の上部に熱が上がっていくことがなくなります。
津液(水)が身体中を循環すると耳鳴りの症状が出ている耳を元気にするだけではなく、全身に対して不調を起こさない体づくりになります。

対症療法(標治法)

熱を取り除く、経絡上の滞りを取り除く、津液(水)の循環を良くします。
体の状態を確認しながら、滞りを取り除きやすいツボを見つけ、オーダーメイドの鍼やお灸をしていきます。
この際、耳鳴り以外の症状の滞りもとっていきます。”

耳鳴りにならないために

病気の根本は「五臓の乱れ」です。
「五臓が整って」いれば病気になりません。
今回の例の場合、「腎」が弱っていなければ、耳鳴りにはなりません。
とはいえ、腎の機能が比較的弱い方、加齢によって腎機能が弱くなる方がいらっしゃいます。
東洋医学の鍼灸院で弱っている五臓の機能を高め、腎の循環を良くすることが大事です。
また日常生活でも腎の養生が大事になります。
耳をよく使う、唾液が出るようによく噛む、階段の上り下りなどの運動をする、塩からいもの(海藻類)や黒豆などを多めに食べると腎の機能ががあがります。ぜひ、日常生活に取り入れることをおすすめします。”

「耳鳴り」の根本改善なら名古屋のアイエイ鍼灸院にお任せください

耳鳴りに対して東洋医学の鍼灸治療は、西洋医学とは違ったアプローチをします。
今回の例では、腎の機能を高め津液(水)の循環を良くします。
津液(水)の循環が良くなると耳鳴りの改善だけでなく、津液(水)の循環が悪いことが原因の症状も改善していきます。
例えば、頭痛・肩こり・突発性難聴・薄毛などの症状の改善にも結びつきます。
西洋医学的な方法で耳鳴りが治らないとお悩みの方は、東洋医学の鍼灸をお試しください。
※効果には個人差があります。効果を保証するものではありません。

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