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過敏性腸症候群の鍼灸治療

過敏性腸症候群でお悩みの方へ

このようなお悩みはありませんか?

☑️朝トイレから出られない
☑️通勤途中にお腹が痛くなる
☑️電車は各駅停車しか乗れない
☑️下痢や便秘を繰り返す
☑️仕事・授業中にトイレに行きたくなる

日本では10~20人に1人が過敏性腸症候群だと報告されています。
若い世代の女性に多く発症することが特徴です。
「過敏性腸症候群」を東洋医学的の観点も含め解説していきます。
ご自身や身近な方が過敏性腸症候群でお困りの方は最後までご覧ください。

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS : Irritable Bowel Syndrome)は、検査では腸に炎症・潰瘍など器質的疾患が認められないにも関わらず、慢性的に腹痛や下痢や便秘などの便通の異常を感じる症候群です。
なお「症候群」とは、原因は不明だけど同じの病態を示す患者が多い場合につけられます。
生命を脅かす疾患ではありませんが、生活の質を著しく低下させます。

過敏性腸症候群(IBS)の診断基準

国際消化器学会に定められた診断基準で、2016年に更新されたローマⅣ基準で診断されます。
最近3か月の間に月に4日以上腹痛が繰り返し起こり、次の項目に2つ以上該当すること。

☑️排便と症状が関連する(トイレにいけば症状が軽減するなど)
☑️排便頻度の変化を伴う(トイレに通う頻度に増減がある)
☑️便性状の変化を伴う(便の外観が変わったり、硬さが変わったりする)

6か月前から同様の症状があって、ここ3か月上記の条件にあてはまること。

過敏性腸症候群(IBS)になる原因(西洋医学)

はっきりとした原因はわかっていません。
腸の蠕動運動を支配する自律神経の乱れ(ストレスなどによる)や細菌・ウィルス感染による感染性腸炎などが考えられています。
軽度の場合は経過観察になりますが、重い場合は消化管機能調整薬、整腸剤、抗うつ薬などの薬が処方されます。

過敏性腸症候群(IBS)に対する東洋医学の対応

東洋医学では過敏性腸症候群になるまでの過程、その他の症状、食事の嗜好性、身体の状態を確認して原因を探ります。以下のような特徴がある方が多くいらっしゃる傾向があります。

特徴生理痛
呼吸器系が弱い
風邪をひきやすい
皮膚が弱い
手足の冷え
眠りが浅い
朝に弱い
花粉症
消化器系が弱い
ストレス
掌に汗をかきやすい

過敏性腸症候群だからといって小腸・大腸にだけ問題がある訳ではなく、身体全体の症状の一つとして過敏性腸症候群の症状が発症しています。
食事によるもの、内臓機能の低下、免疫機能の低下、熱の停滞などを見極めていきます。
その上で、経絡(ツボが並んだ気血水の通り道)上の滞りの除去、内臓機能向上、腹部の血流改善などを目的に鍼とお灸を使った施術を行います。
また、原因にもなる飲食物は控える必要があります。
そのような施術や食事療法で、過敏性腸症候群だけでなくその他の症状も改善していきます。
病院に行っても改善しなかった方は、あきらめずに東洋医学の鍼灸施術をご検討ください。

 

過敏性腸症候群のまとめ

①最後に紹介した内容をまとめます。
・西洋医学では過敏性腸症候群の原因が分かっていない
・消化管機能調整薬、整腸剤、抗うつ薬などの薬が処方される。
・東洋医学では過敏性腸症候群以外の症状、身体の状態、飲食の嗜好性を踏まえ原因が追求ができる。
・原因に沿った鍼灸施術と食事療法で改善が可能。
②過敏性腸症候群には早期の東洋医学の鍼灸施術が有効で、その他の症状(例:生理痛、呼吸器系、消化器系など)の改善も見込めます。
③過敏性腸症候群にかかった場合は、早期の東洋医学の鍼灸施術をご検討ください。
病院の治療と併用も可能です。病院の薬物療法で改善しなかった方が東洋医学の鍼灸施術で改善するケースがあります。
トイレの心配をなくし、やりたいことを思いっきりできる身体作りをしていきましょう。

※効果には個人差があります。

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